
[シドニー 11日 ロイター], オーストラリア連邦統計局が11日発表した8月の
雇用統計によると、就業者数は予想以上に増加し、失業率は5カ月ぶりの低水準となっ
た。
8月の就業者数は季節調整済みで前月比1万4600人増となり、市場予想の5000
人増を大幅に上回った。
失業率は前月から0.2%ポイント低下して4.1%となった。市場予想は4.4%だ
った。
ナブキャピタルの市場チーフエコノミスト、ロブ・ヘンダーソン氏は「労働市場の大幅
悪化を示す兆候はまだみられない」とし、「これがオーストラリア準備銀行(RBA、中
央銀行)が慎重になる理由だ」と述べた。
豪中銀は先週、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを0.25%ポイント引き下
げ7.00%とした。利下げは7年ぶり。同中銀はこの際、インフレを抑制する上で十分
なほど景気が減速する可能性が高いと指摘した。
一方で同中銀は、雇用の伸び鈍化と失業率の上昇が賃金およびインフレ上昇の抑制に寄
与するとも考えている。
豪中銀のスティーブンス総裁は今週、失業率が今後1年から1年半の間に1%ポイント
上昇する可能性があるとの見方を示した。
マッコーリーのシニアエコノミスト、ブライアン・ラディカン氏は「世界経済の見通し
悪化などを背景に、市場は依然として10月に追加利下げがあるとみている」と述べた。
8月 7月 07年8月
失業率(%) 4.1 4.3 4.3
就業者数(百万人) 10.744 10.730 10.507
[シドニー 11日 ロイター] 11日昼のシドニー外国為替市場の豪ドル相場
=0.80米ドルを上回る水準に持ち直している。
この日発表された8月の雇用統計によると、就業者数は市場予想(5000人増)を大
きく上回る1万4600人の増加を記録する一方、失業率は4.3%から4.1%に低下
した。
これを受け、金融当局が10月に追加利下げを行う可能性は縮小。先物市場
発表後は80%に低下した。
豪ドルは一時、1年ぶり安値となる0.7945米ドルまで下落していたものの、発表
後の同日正午すぎには0.8016米ドルまで回復した。
豪ドルはニュージーランド・ドルにつれ安となっていた。ニュージーランド・ドル
の方針を明らかにしたことで、大幅安となっている。
ただ、商品価格の下落やリスク回避の流れに変わりはなく、豪ドルの回復は長くは続か
ないとみられている。原油はこの日、小幅上昇したものの、金や他の金属は引き続き軟調
に推移している。
豪ドルは対円
豪ドルは先週、2年ぶり安値となる84円98銭まで下落していた。
債券先物は小動き。3年物債YTTc1は0.015ポイント低下の94.460、10
年物債YTCc1は0.005ポイント上昇の94.385で取引されている。
〔豪ドル/米ドル〕
0300GMT 0.8012―0.8016
前営業日終値 0.8052―0.8053
〔10年債先物9月限〕(カッコ内は前営業日清算値比)
0300GMT 94.385(+0.005)
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